ヤマタノオロチ神話に登場する稲田姫(イナタヒメ)が、髪を梳く時に自分の姿を映し、髪を梳いた池。この池の水を使い八塩折の酒を造り、ヤマタノオロチに飲ませたと云われています。佐白の八頭に伝えられるスサノオのヤマタノオロチ退治神話は、松江藩の地誌である雲陽誌(享保2年:1717年)という書物に記載がありますので、江戸時代の初めには既に広く知られている説話です。辺りは、静寂な雰囲気があり、パワースポットのような力が感じられます。通りを挟んで向かいには、髪を結んでいた元結いを掛けたと云われる「元結掛の松」があります。