可部屋集成舘は、奥出雲櫻井家に長年代にわたり伝えられてきたものを集成した歴史資料館です。
櫻井家は、戦国の武将「塙団右衛門」の末裔家です。大坂夏の陣に始祖討死の後、嫡男直胤は母方の姓「櫻井」を名乗り広島の福島正則に仕えましたが、同家改易のときから広島近郊可部郷に住み製鉄業を営みました。
第3世直重は上阿井の地に移り、屋号を「可部屋」と呼び、「菊一印」の銘鉄を創り出しました。
奥出雲の近代文化は、それら「たたら製鉄」の歴史を中軸として独自の発達をみせ、集成館資料には住持の姿を見ることができます。
松平不昧公が「岩浪」と命名した滝のある庭園(国の名勝)も美しく、周囲の景観とともに紅葉スポットとしても有名です。
Facebook → 可部屋集成館