2022年の宣揚祭は、神事のみ関係者限定で屋内で執り行われます。一般の方はご参加いただけません。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のためにも、ご理解の程、よろしくお願いいたします。
天上界から「天照大御神」(あまてらすおおみかみ)に追放された「須佐之男命」(すさのおのみこと)が降り立った出雲の国の肥の河上、「鳥髪」(鳥上)の地にある船通山。この山に源を発し宍道湖に注ぐ斐伊川は、須佐之男命が繰り広げた「八俣大蛇」(やまたのおろち)退治の舞台となったことで知られています。
この八俣大蛇を退治した際に大蛇の尾から出顕したのが「天叢雲剣」(あめのむらくものつるぎ)で、後の三種の神器の一つとして後世まで語り継がれています。この天叢雲剣の出顕を記念して船通山の山頂には出顕の石碑が建てられ、この石碑を前に毎年行われる「宣揚祭」(せんようさい)では、須佐之男命の姿に紛して剣の舞いが勇壮に演じられます。