簸上清酒は、1712年から奥出雲 横田の地に蔵をかまえ300年の歴史ある蔵元です。明治43年に、町内の酒蔵を吸収合併し、当時この辺りが簸上三郡と言われたことから「簸上正宗」の称号となりました。
そして“泡無酵母”発祥の地として知られています。
泡無酵母とは、全国の蔵元の50%強が仕込み使う酵母で昭和37年に先代の社長と杜氏が、「普通なら酒樽いっぱいに真っ白い泡があるはずなのに、時々それがない樽がある」ことに気が付き、これが泡無酵母の発見となりました。
この酵母に興味を持ったのが当時の国税庁醸造試験場の技官 秋山祐一氏でした。秋山氏はこの酵母を改良し、現在の協会泡無酵母が生まれたそうです。
全国で醸造に使われる酵母がここ奥出雲で発見されたのです。
簸上清酒では、定番の「簸上正宗」をはじめ、あのG1レース七冠を制したシンボリルドルフ号をイメージして作られた「七冠馬」、そして、フルーティーで甘い香りの大吟醸「玉鋼」など、奥出雲の清水と熟練の匠の技で生まれたお酒がズラリ勢ぞろいしています。
また、年に一度の蔵開きイベントがこの3月に開催されます。
2020年6月に取材した記事はこちらです。 → 奥出雲の「いま」をお伝えします
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